こんにちは、いろはです。
先日、約2年半乗った車・ゴードンミラーを手放しました。
車中泊やキャンプ、BROMPTONを積んで旅先でサイクリングをしたり。
たくさんの車旅をしてきました。
車を手放すという決断に至るまで、さまざまな葛藤もありました。
ただ、車を手放したからといって、車を持ったことを後悔しているわけではありません。
実際に所有してみたからこそわかったことがあり、車中泊や車旅を経験したからこそ、自分たちに合う旅のスタイルも見えてきました。
この記事では、私たちが車を手放そうと思った理由と、2年半の車旅を通して見えてきた、自分たちらしい旅のスタイルについてまとめています。
これから車の購入や手放しを考えている方はもちろん、自分らしい旅のスタイルについて考えている方の参考になればうれしいです。
ゴードンミラーと過ごした2年半

愛車のゴードンミラーを購入したのは、約2年半前。
当時の私たちはスズキのジムニーを所有していて、キャンプを楽しみ始めたばかりでした。
キャンプを楽しむうちに、だんだん車中泊にも興味がでてきて、車中泊ができる車が欲しいなと思うようになりました。
ゴードンミラーを選んだ理由はいくつかありますが、1番の決め手は、週末バンライフに憧れがあり、車中泊をしながら旅をしてみたかったことです。
人生は一度きり。
やってみたいことはなるべく実践したいという思いがあり、車を探す中で出会ったのがゴードンミラーでした。
また、ジムニーよりも荷物がたくさん積めるというのも魅力的でした。
キャンプ用品やBROMPTONを積んでも余裕があり、旅の自由度が大きく広がりそうだと感じたのを覚えています。
さらに、商用車に分類されるため乗用車に比べて維持費を抑えやすいことや、5ナンバーサイズで比較的運転しやすいことも購入の決め手になりました。
ゴードンミラーへ乗り換えた理由については、以前の記事でも詳しく紹介しています。
実際に購入してからの2年半は、想像していた以上に充実した時間でした。
車中泊も10回以上は経験しましたし、青森や長野、金沢、鳥取など、さまざまな場所を旅しました。
車中泊とキャンプを組み合わせたり、BROMPTONを車に積み込み、旅先でサイクリングを楽しんだこともありました。
振り返ってみると、ゴードンミラーは私たちにたくさんの旅の思い出を与えてくれた車だったと思います。
一方で、実際に車を所有し、車中泊や車旅を経験したことで、自分たちに合う旅のスタイルについて考える機会も増えていきました。
そして、その経験の積み重ねが、車を手放すという決断につながっていきました。
車を手放そうと思った6つの理由
ゴードンミラーとの2年半は楽しい思い出ばかりでしたが、その一方で、車を所有したからこそ見えてきたこともありました。
ここからは、車を手放そうと思った理由を6つ紹介します。
車中泊が自分たちには向いていなかった
ゴードンミラーを購入した一番の理由は、車中泊をしながら旅をしてみたかったからです。
実際に購入してからは、車中泊も10回以上経験しました。
最初の頃は寝る場所を決めず、思い立ったら旅に出るという自由な旅が楽しく、ワクワク感がありました。
ただ、回数を重ねるうちに、私たちは車中泊にあまり向いていないタイプだということに気づきました。
もともと気温の変化に弱く、少しの物音でも目が覚めてしまうことが多いため、車の中ではぐっすり眠れないことがほとんどでした。
旅は想像以上に体力を使います。
寝不足のまま観光や移動を続けると疲れが溜まりやすく、旅から帰った後は体調を崩すこともよくありました。
実際に車中泊の旅を経験してみたことで、私たちの場合は無理をして車で寝るよりも、しっかり休める宿に泊まった方がより旅を楽しめるタイプであることに気づきました。
もちろん、車中泊が好きな方にとっては、ゴードンミラーはとても魅力的な車だと思います。
車中泊への憧れを実際に体験できたことは良い経験でしたが、それと同時に、自分たちに合う旅のスタイルも見えてきたように思います。
車旅は移動時間が読みづらかった
車旅の魅力のひとつは、行き先やルートを自由に決められることだと思います。
気になる場所を見つけたら立ち寄ることもできるし、予定を変更しながら旅を続けられるのも車旅ならではの楽しさです。
一方で、移動時間が読みづらいと感じることもありました。
私たちはもともと関西の郊外に住んでいましたが、首都圏の渋滞は想像以上で、時間帯によって道路状況が大きく変わることに驚きました。
渋滞を避けるために早朝に出発したり、渋滞情報を気にしながら移動したりと、旅の間はいかに渋滞を避けるかに神経を使っていました。
旅そのものは楽しいのですが、スムーズに移動することを常に考えているため、精神的な負担も大きかったように思います。
渋滞にハマると予定通りにスケジュールが進まないだけでなく、どうしても気持ちにも余裕がなくなってしまいます。
その点、公共交通機関は出発時間や到着時間がある程度決まっているため、旅の計画が立てやすいと感じています。
車旅も好きですが、今の私たちには移動時間が読みやすい旅のスタイルの方が合っているのかもしれません。
運転への不安を抱え続けるのがしんどかった
私自身がペーパードライバーということもあり、車を所有している間は夫が運転を担当していました。
そのため、長距離移動も運転は夫に任せきりになってしまい、申し訳なさを感じることもありました。
また、年齢を重ねるにつれて、運転に対する考え方も少しずつ変わっていきました。
どれだけ気をつけて運転していても、事故に巻き込まれる可能性はありますし、自分たちが加害者になってしまう可能性もあります。
実際に事故を起こしたことはありませんが、車に乗る以上、そのリスクを完全になくすことはできません。
以前はあまり意識していなかったことも、車を所有し続ける中で少しずつ気になるようになっていきました。
もちろん、車に乗ること自体が悪いというわけではありません。
ただ私たちの場合は、運転への不安を抱えながら車を所有し続けるよりも、一度手放してみようという考えに変わっていきました。
車を手放した理由はひとつではありませんが、運転に対する心理的な負担が大きくなっていたことも、その理由のひとつだったと思います。
維持費が予想以上にかかった
車を所有していると、ガソリン代以外にもさまざまな維持費がかかります。
自動車保険や自動車税、車検代に加え、我が家の場合は駐車場代も大きな負担でした。
もともと関西の郊外に住んでいた頃は、今ほど駐車場代が高くありませんでした。
しかし関東へ引っ越してからは駐車場代が大きく上がり、車を所有するためのコストも想像以上にかかるようになりました。
我が家の場合、駐車場代や保険料、自動車税などを合わせると年間で約30万円ほど。
さらに車検代を含めると、年間40万円前後の維持費がかかります。
もちろん車種や住んでいる地域によって金額は異なりますが、私たちにとって決して小さな出費ではありませんでした。
それでも毎日のように車を利用するのであれば納得できたと思います。
ただ実際には平日はほとんど乗る機会がなく、利用するのは主に週末の旅行や買い物のときだけ。
そうした生活を続ける中で、「今の私たちにとって、本当に車は必要なのだろうか」と考えるようになりました。
維持費だけが手放す理由ではありませんが、暮らしや旅のスタイルを見直すきっかけのひとつになったのは間違いありません。
車がなくても生活できると気づいた
私たちは基本的に電車通勤をしています。
そのため、平日に車を使う機会はほとんどなく、利用するのは週末の買い物や旅行が中心でした。
もちろん車があれば便利な場面はたくさんあります。
重い荷物を運ぶときや、公共交通機関では行きづらい場所へ出かけるときなど、車があってよかったと思うことはたくさんありました。
ただ、改めて生活を振り返ってみると、車がないと生活できない環境ではないことにも気づきました。
現在は駅まで徒歩で行ける場所に住んでおり、日常生活のほとんどは公共交通機関や徒歩で完結できます。
またどうしても車が必要な場合は、カーシェアやレンタカーという方法を選択することも可能です。
多少の不便はあると思います。
それでも、車を維持するための費用や管理の手間を考えると、今の私たちにとっては車のない生活も十分現実的な選択肢でした。
車を手放す前は不安もありましたが、「意外となんとかなるかもしれない」と思えたことは、大きな後押しになりました。
手放すタイミングとしてちょうど良かった
さまざまなことを考える中で、「今の私たちには車がなくてもいいかもしれない」という気持ちが少しずつ大きくなっていきました。
そんなタイミングで、車検の時期が近づいてきました。
さらに今年の冬は、体調不良や寒波、仕事の都合が重なり、車に乗る機会がなかなか取れませんでした。
その結果、1週間で2回もバッテリーが上がってしまいました。
もともとバッテリーも弱くなってきてるのかもしれませんが、これほど乗る機会が少ないのに、車を持ち続ける必要があるのだろうかと考えさせられました。
初めてバッテリーが上がったときの話は、対処法も含めて以前の記事で紹介しています。
もし車が今の生活に欠かせない存在だったなら、迷わず車検を通して乗り続けていたと思います。
ただ、それまでに感じていたさまざまな思いや生活環境、そして車検というタイミングが重なったことで、私たちは車を手放すことを決断しました。
車を持ったことを後悔しているわけではない

結果的に車は手放してしまいましたが、私たちは車を持ったことを後悔していません。
実際に車を所有したからこそ、わかったことがたくさんありました。
ゴードンミラーを購入したことで、憧れていた車中泊の旅に挑戦することができました。
実際にやってみると、私たちにはこの旅のスタイルはあまり合っていないことにも気づきました。
車中泊をしながら素晴らしい景色に出会ったり、BROMPTONを車に乗せ、旅先でサイクリングを楽しんだ時間は今でも大切な思い出です。
もし車を購入していなければ、「車中泊をしてみたい」という気持ちは、ずっと憧れのままで終わっていたかもしれません。
実際にやってみたからこそ、自分たちにはどんな旅のスタイルが合っているのかを知ることができました。
ゴードンミラーは、私たちにたくさんの旅と思い出を与えてくれた大切な車です。
だからこそ、手放すという決断は簡単ではありませんでした。
それでも、自分たちの暮らしや旅のスタイルを見直し、このタイミングで手放すという選択をしたことに後悔はありません。
決して安い買い物ではありませんでしたが、あのとき思い切ってゴードンミラーを購入して、本当によかったと思っています。
これからの旅について

車を手放したことで、これからの旅のスタイルは少しずつ変わっていくと思います。
新幹線などの公共交通機関を利用して目的地へ向かい、街歩きやBROMPTONでサイクリングを楽しんだりする旅が増えそうです。
一方で、車旅が嫌いになったわけではありません。
レンタカーやカーシェアを利用すれば、これまでと同じように車でしか行けない場所へ旅をすることもできます。
車を所有していないと車旅はできないと思われがちですが、私たちはそうは思っていません。
私たちにとって車旅は、「マイカーで旅をすること」ではなく、「車で旅を楽しむこと」なのだということです。
実際に車を所有して旅をしてきたからこそ、たどり着いた答えです。
これからは旅先まで公共交通機関で移動し、必要に応じてレンタカーやカーシェアも利用しながら、そのときの旅に合ったスタイルで車旅も続けていきたいと思っています。
これからも旅の目的や行き先に合わせて、自分たちらしい旅を楽しんでいきたいと思います。



