こんにちは、いろはです。
この記事は、青森車中泊の旅の後編記事です。
青森車中泊の旅の最終目的地は奥入瀬渓流。
今回は奥入瀬渓流をBROMPTONでポタリングした時のお話です。
見所満載の奥入瀬渓流を水の音を聞きながらのポタリングは最高でした♪
【奥入瀬渓流のポタリングの様子はこちら】
奥入瀬渓流へ出発!道中のルートはしっかり下調べを!
道の駅いなかだてで車中泊をし、青森旅4日目の朝。
この日も朝早く起きて、奥入瀬渓流へ向かって出発。
国道103号線を通っていったのですが、両脇の側道にはびっくりするくらいの雪景色が広がっています!
道路に雪はなく、スノータイヤの必要もなくて安心しましたが…。
雪解け水でところどころ道路が濡れていて、滑りやすそうなうえ、不慣れな道なのでビクビクしながらゆっくり走りました。
地元の人にとってこの時期のこの道はたいしたことがないのか…。
峠道上にある酸ヶ湯温泉や登山などを楽しまれている様子でした笑。
地元の人はすごい…。
のちに調べてみると、今回利用した国道103号線や国道394号線など八甲田山周辺の道路は、冬季は積雪などで通行止めになる区間のようです。
夜間だけ通行止めの区間などもあり、行く時期によっては事前に調べていったほうがよさそうです。
(大体、11月の終わり〜4月辺りぐらいまでは通行止めの可能性がありそうです。)
今回私たちは5月に行きましたが、それでも雪が残っているくらいなので、通行止めの期間中はすごい雪の量なんでしょうね…。
行ってみたけど通行止めだったということがないように、しっかり確認をしてから行くことをおすすめします!
(通行止めの場合、十和田湖まわりに迂回しないといけないのでかなりの時間のロスになります…。)
ポタリングの拠点となる奥入瀬渓流館に到着!
ポタリングの拠点となる奥入瀬渓流館に到着。
駐車場にゴードンミラーを止め、ここからはBROMPTONの出番です。
奥入瀬渓流館には青森のお土産を購入したり、アップルパイなどのスイーツが楽しめる場所があります。
また隣にある奥入瀬湧水館では2階で奥入瀬源流水を使用したコーヒーが飲めるカフェやレンタサイクルもあります。
施設は9時からの営業ですが、営業時間前でもトイレや駐車場は利用できます。
駐車場はそれなりの広さがあり、トイレも新設されたばかりで綺麗なのでポタリングの拠点にしました。
見所満載の奥入瀬渓流をBROMPTONでポタリング!
奥入瀬渓流とは十和田湖・子ノ口(ねのくち)〜焼山まで全長約14キロの流れのこと。
大小さまざまな滝や流れを見ることができ、豊かな大自然が手付かずのまま残されています。
渓流のすぐそばには遊歩道が整備されていて、徒歩でも楽しむことができます。
今回は奥入瀬渓流館を出発し、十和田湖まで走り、また奥入瀬渓流館に戻ってくるコース。
往復で約28キロをBROMPTONでポタリングします!
石ケ戸休憩所・石ケ戸
奥入瀬渓流唯一の休憩所。
トイレ自体は奥入瀬渓流にいくつかありますが、水洗トイレはこの休憩所と十和田湖・子ノ口にある公衆トイレしかないので心配な人はここで必ずトイレを。
ちょっとした軽食も食べられます。
この休憩所から下の遊歩道に降りると、近くで涼しげな水の流れを見ることができます。
また見所のひとつ「石ケ戸」もあります。
石ケ戸とはこの地方の方言で「石でできた小屋」という意味。
桂の木によって支えられた大きな岩が小屋のように見えることからついた名前だそうです。
ありのままの自然の姿が残されていることが感じられますね。
阿修羅の流れ
奥入瀬渓流といえばここ!というくらい知名度の高い場所。
奥入瀬の流れの中で最も激しい流れであることから阿修羅の名前がつくのもわかります。
時間がない人もここはぜひ見ていってほしい場所です。
千筋の滝
奥入瀬渓流館から走り始めて、最初に現れる滝。
水量が少なく、細く筋のように落ちる滝は繊細で静かな滝です。
滝の前は広場になっていて、休憩にちょうどいい場所。
その他の滝と違って見栄えする滝ではありませんが、見ていると心が穏やかになる滝です。
雲井の滝
高さ20メートル、三段になって落下している雲井の滝。
奥入瀬渓流の中でも見応えのある滝のひとつであり、水量の豊かな滝です。
この滝は近くまで見に行くことができるので、行く人は足元に注意して行ってみてください。
白糸の滝
高さ約30メートル。
渓流の奥にある断崖から落ちる滝のため、緑生い茂るシーズンは木立の隙間からしか滝を見ることができません。
目立つ滝ではありませんが、細く美しい滝はいつまでも見ていられます。
付近にはベンチもあるので滝を見ながら休憩をするのもいいですよ。
綺麗な水の流れを見たり、水の音を聞きながら休憩ができるので、個人的にはおすすめの休憩スポットです!
銚子大滝
高さ7メートル、幅20メートル。
奥入瀬本流にかかる唯一の滝であり、流れ落ちる滝の音はダイナミック。
近くにいる人の声も聞きづらいくらいの爆音で落ちる滝はとても迫力があります。
自転車の人は下に降りないと近くまで行けませんが、ここはぜひ自転車を置いて近くまで見に行ってほしい場所です。
十和田湖
青森・秋田の両県にまたがる十和田湖。
その水質はとても綺麗で空や山を映し出すほど美しい湖です。
自転車で走り続け、ようやく着いた場所なのでより綺麗に見えたかもしれません。
また奥入瀬渓流館の方へ戻る人は、子ノ口バス停付近にある公衆トイレを利用しておくと安心です。
もっと時間があれば十和田湖付近にある神社などを回ってみるのもいいかもしれませんね。
奥入瀬渓流の自転車での所要時間
奥入瀬渓流は奥入瀬渓流館から十和田湖に向かって上り坂になっています。
奥入瀬渓流館と十和田湖との標高差は約200メートル!
そのため、奥入瀬渓流館→十和田湖は上り坂、十和田湖→奥入瀬渓流館は下り坂が多くなっています。
BROMPTON(6速)で行った私たちの実際の所要時間は、
行き(奥入瀬渓流館→十和田湖) 2時間強
帰り(十和田湖→奥入瀬渓流館) 1時間強
行きは上り坂でしんどいことが予想できたので、各見所に立ち寄り、休憩しながら進みました。
帰りは少しだけ休憩しましたが、下り坂ばかりだったのでほぼノンストップで走りました。
レンタサイクルで借りることができる自転車は電動自転車なので多少時間の前後があるかもしれませんが…。
普段全然運動しない私でもこのくらいの時間で走り切ることができました。
ちなみに徒歩だと片道4〜5時間かかるそうなので…。
自転車だと半分くらいの時間で奥入瀬渓流を巡ることができます。
ですが徒歩だと渓流沿いに遊歩道が整備されていてより自然を感じやすい、自転車だと車道を走るので危ないといった点があり、どちらにも良い点・注意点があります。
どちらを選んでも奥入瀬渓流を楽しめることは間違い無いので、自分に合った巡り方を選択しましょう。
自転車
- 所要時間の短縮(徒歩の半分くらいの時間で巡ることができる)
- 体力に自信がない人でも気軽に奥入瀬渓流を巡ることができる!
- 車道と同じ場所を走らなければならないので注意して走行する必要がある
徒歩
- 渓流近くの遊歩道を利用できるので、奥入瀬の自然を存分に満喫できる!
- 片道4〜5時間かかるので体力と時間に余裕のある人におすすめ
奥入瀬渓流でポタリングの後は美味しいご飯と温泉へ
往復28キロ走り切った私たちは、お腹がぺこぺこ。
ぺこぺこのお腹を満たすため、奥入瀬渓流を今度はゴードンミラーで十和田湖方面へ走らせ、目についたお店に入ることに。
見つけたお店は岩蕗さん。
十和田湖はヒメマスが有名。
このお店では漁師さんが腕を振るって作ってくれるヒメマス料理が絶品です。
今回いただいたのは、ヒメマス天丼。
限定10食に運良く滑り込み、いただいたところ、ヒメマスの身がふっくらしていてとてもおいしい!
他に添えられている天ぷらも美味しいし、ペロリと完食。
おそらくヒメマスの漁獲量により、限定数は異なると思うので早い時間に行くことをおすすめします。
席数も4テーブルほどでこじんまりとした食堂。
でもお料理は美味しかったので、また機会があれば行きたい…。
お腹が満たされた後は、汗を流しに温泉へ。
日帰り温泉ができる場所を探すと、とわだこ賑山亭さんを見つけました。
大人500円で日帰り入浴ができます。
シャンプーなどのアメニティはあるので、タオルだけ持ち込めばOK!
露天風呂はなく、内風呂のみでこじんまりとした感じでしたが、汗を流せるだけでも有難い…。
全体的に昭和の空気を感じる古い宿ですが、日帰り入浴だけなら問題なく利用できるかと思います。
温泉でさっぱりしたら青森とはお別れ。
(実際はヒメマス丼のお店から秋田県に入っているので、すでにお別れをしているのですが…。)
最寄りの十和田湖インターから高速にのり、ひたすら東北道を走り、国見SAで車中泊。
旅の5日目もひたすら走り続け、無事自宅に到着したのでした。
おわりに
人生初の4泊5日の青森車中泊の旅。
美味しいグルメと豊かな自然に魅了されたとても楽しい旅になりました。
個人的には奥入瀬渓流は豊かな自然に癒された場所なので、ぜひ行ってみてほしいです!
青森旅行の参考になりましたら嬉しいです。
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