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アウトプット大全・インプット大全

読書

こんにちは、いろはです。
今回は樺沢紫苑さん著書の『学びを結果に変えるアウトプット大全』『学び効率が最大化するインプット大全』を紹介します。
(以下『アウトプット大全』『インプット大全』で記載)

学びを効率よくインプットする方法やアウトプットの方法について詳しく書かれた本書。
どちらも気づきが多く、学ぶ点が多い著書なので2冊セットで読むことを強くおすすめします!

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『アウトプット大全』『インプット大全』は、インプット・アウトプットの方法が効率よく学べる本

グラフの見方については以下の記事を参照にしてください。

縦軸は、美術館に行ってみる、映画を見る、旅行をするなど実生活に取り入れやすい方法が書かれており、実生活への再現性は高めの位置づけです。

横軸はインプット・アウトプットの方法が数多く掲載されており、情報量の多い本であるため気づきが多く網羅的な内容寄りに位置づけました。

総合的には上記のようなグラフの位置づけにしました。
効率的なインプット・アウトプットの方法を学んで自己成長をしたいという人におすすめの本です。

こんな人におすすめ!

  • 効率的なインプット・アウトプットの方法を学んで自己成長をしたい人

『アウトプット大全』について

Bitly

まずは『アウトプット大全』をご紹介します。
行動としてはインプット→アウトプットの順番ですが、書籍は『アウトプット大全』が先に発売されているので『アウトプット大全』を読んだ後に『インプット大全』を読むほうが内容がわかりやすくおすすめです。

アウトプットとは?

アウトプットとは、頭の中に入ってきた情報を脳内で処理し、外界に出力することです。
例としては、話す・書く・行動するがあてはまります。
2週間で3回以上アウトプットをすると重要な情報だと脳が判断し、記憶に残りやすくなります。
人間はインプット→アウトプット→フィードバックを繰り返すことで自己成長をすることができます。

ですがほとんどの人がインプットはしてもアウトプットをすることができていません。
読書をしても読む(インプット)だけで、得た情報を発信する(アウトプット)ことはなく、気づけば本の内容を忘れてしまう。
そのような調子では自己成長の機会も失われてしまいます。

本書では、アウトプットの重要性や話す・書く・行動するといった項目別に具体的なアウトプットの方法が述べられています。

『アウトプット大全』から学んだこと

私が、『アウトプット大全』を読んで学んだことは書くことの重要性、特にアナログとデジタルの使い分けです。

最近はワープロなどデジタルの力を使って情報をまとめたりすることが多くなりました。
デジタルのほうが紙とペンを使ってまとめるよりも手が疲れないし、情報の保管も簡単。
取り出したい情報も検索すればすぐに取り出すことができます。

でもその情報はきちんと記憶に残っているのでしょうか?
「あとでパソコンを見ればわかるから大丈夫。」
そう思って情報をまとめたことに満足し、見返すこともなく、パソコンに情報は眠ってしまう運命だと思います。

本書では、アナログ(紙やペン)とデジタル(ワープロなど)の特性を生かし、うまく使い分けることを提案しています。
アナログは大雑把に全体をとらえることが得意なので、最初のアイデア出しで使用します。
一方デジタルは詳しく情報を詰めていくことが得意なのでアイデアを具体化させていく場面で使用します。

実際に私が運営する読書ブログではいきなり文章を書いていました。
全然文章が思い浮かばず、作業に詰まる場面も多かったです。
ですが本書を読んでから、まずは構成を考え、その際に紙やペンでまとめ、そのあとパソコンで文章を作成するという流れにしました。
すると構成を考えず文章を書いていた時よりも書くスピードが上がり、効率的になりました。
また構成を考えてから文章を書くのでアウトプットする機会も増え、より記憶に残るようになったことも実感できました。

アナログだけでもデジタルだけでも上手くはいきません。
それぞれの特性を生かし、使い分けることで記憶に残るアウトプットができることを学ぶことができました。

『インプット大全』について

Bitly

『アウトプット大全』の後に発売されたのが『インプット大全』です。
前作の『アウトプット大全』のおさらいから始まり、効率的なインプットの方法を学べる作品です。

インプットとは?

インプットとは頭の中に情報が入って(IN)、情報が置かれる(PUT)ことです。
例でいうと、読む・聞く・見るが当てはまります。

インプットは、ただインプットするだけでは意味がありません。
アウトプットすることを前提としてインプットすることで心理的プレッシャーがかかり、集中力が高まり、記憶力・思考力・判断力が高まります。

本書では、読む・聞く・見るの項目別に効率的なインプットの方法が述べられています。

読むについては、以前紹介した『忘れない読書術』で詳しく書かれているので参考にしてみてください。

『インプット大全』から学んだこと

『インプット大全』から学んだことは見るの項目の美術鑑賞について。
本書を読むまでは美術鑑賞にはほとんど興味がなかった私ですが。
美術鑑賞をすることのメリットのひとつとして「AI時代を生き抜く創造性が養われる」という点に興味を持ちました。

アメリカではAIに対抗する人材育成として以下の教育がされています。

  • Science(科学)
  • Technology(技術)
  • Engineering(工学)
  • Mathematics(数学)

上記4つの教育にプラスして近年ではArt(芸術)を加えたSTEAM教育が重視されています。
Artを加えることでゼロから新しいものを生み出す力、創造性が養われると考えられているからです。

さまざまな本を読み、AI時代が到来するのは時間の問題だと考えるようになり、そんな時代が来ても生き抜く力を養いたいと考えていたので興味を持ったのだと思います。

そこで実際に美術鑑賞をしてみようと思い、先日上野にある国立西洋美術館に行ってみました。

国立西洋美術館で美術鑑賞。さまざまな気づきを実感

国立西洋美術館正門の画像

『インプット大全』『アウトプット大全』に書かれていることを実践するために、上野にある国立西洋美術館で開催されていた「自然と人のダイアローグ」という企画展に行ってきました。
(2022年6月4日から9月11日まで開催されていた企画展ですでに終了しているものです。)

普段は音声ガイドは利用しませんが、美術鑑賞の際には音声ガイドを利用することを『インプット大全』ですすめていたたので今回は借りて美術鑑賞をしてみました。

モネの代表作『睡蓮』が見られたり、ゴッホなど有名な画家の作品が見られたりと初心者でも入りやすい企画展のためか朝早くから行ったにもかかわらず大人気でした。

作品を見始めてから一つの作品に何人も固まってしまう場面が何度かあり、解説文のところまでたどり着けない場面がありました。
ですが音声ガイドを借りていたため、解説文を読まなくても耳から情報を得ることができて見ることに集中することができました。
解説文をすべて読んでいると目が疲れてくるので音声ガイドを借りておいてよかったなと感じました。

国立西洋美術館の展示品の画像
好きだと思う新しい画家さんの作品に出会えたり
国立西洋美術館の展示品の画像2
作品の本当の意味を初めて理解したり

美術鑑賞をしていると、有名な画家さん以外でも素敵だなと思える作品を残している画家さんに出会えたり、今までは知らなかった作品の本当の意味を知ることができたりと新しい発見がたくさんありました。
また額縁の装飾が細かく細工されていたり、作品をきれいに見せるための展示の工夫がしてあったり。
実際に美術館に足を運んで見るからこそ気づくこともありました。

唯一残念だったことは、自分の美術への知識のなさ
もう少し事前に基本知識だけでも勉強しておけば、解説文を読む時間を絵を楽しむ時間にすることができたので次回からは基本知識だけでも勉強しておこうと思いました。

いままではあんまり美術に詳しくないし、行ってもつまらないかもしれないからお金を払うのは無駄だと思い、避けていたことがありましたが。
今回思い切って美術鑑賞をしてみて学びのある有意義な一日が過ごせたと実感しました。

美術鑑賞の良かった点

  • 音声ガイドを借りることで耳から情報が得られるため、作品を見ることに集中できる
  • 新しい作品との出会いや作品の本当の意味を知ることができる

美術鑑賞で残念だった点

  • 事前に美術の基本知識を勉強しておけばよかった(理解が深まり、もう少し作品と向き合う時間にすることができた)

おわりに

今回美術鑑賞の良さを実感できましたが、この良さを発信する(アウトプットする)ことに関しては、しっかりと記憶するために2週間以内に行う予定でした。
ですが日々の忙しさを理由に流れてしまい、気づけば3週間が過ぎていました…。
行動を習慣にするというのは大変だということに気づかされました。
ですがコツコツと繰り返し、アウトプットすることが習慣になるように努力したいと思います!

実践すれば行動が変わる『アウトプット大全』『インプット大全』は気づきの多い本なので、気になる人はぜひ2冊とも読んでみてくださいね。

Bitly
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